2009年10月01日

本の部屋のファンタジア

町田のFeeStudio PARIOにて開催中のイシイリョウコ+平出紗英子二人展『本の部屋のファンタジア』を拝見して参りました。
広い展示室の中には童話や詩集、文学作品から想起された絵画や半立体絵画、布人形や遊具等等。
不思議の国のアリスや人形姫、銀河鉄道の夜などの作品が両氏独特の世界観で美しく、愛らしく、ほんの少しの毒を含んで展開されておりました。

画像はDMと今回の展示作品が掲載された冊子。
冊子を購入したところイシイリョウコさんがサインとイラストを描いて下さいました。イラストはリクエスト可!でしたので、今回の展示でとてもとても好ましかった白鳥を。

会期は4日まで。
イシイリョウコさんは10月10日11日に和泉多摩川にて開催されるもみじ市にも参加されるそうです。
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2009年09月19日

三輪和美写真展

三輪和美さんの写真展を拝見して参りました。

会場は渋谷・道玄坂の雑居ビル四階にあるGallery Conceal。
窓一つない、天井も壁も床も等しく白く塗られた小部屋のなか、秋草と三輪さんの一瞬の視界が奔放に配置されておりました。
全ての作品は壁に固定されておらず、訪れた人が自由に手に持って配置を変えることが認められています。
私は一番気に入った写真を会場の真ん中に移動してみましたが、今日一日であの作品はどれだけの人が手に取り、位置を変えたのでしょうか。

会期は本日まで。
今頃は搬出を済ませて祝杯をあげていらっしゃる頃でしょうか。
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2009年09月16日

KiNNOi exhibition

キンノワさんの個展を拝見して参りました。

会場は高円寺のお洋服屋さんninniの二件お隣にある自由帳ギャラリー。
窓からいっぱいに差し込む秋の陽射の中で御伽噺や甘やかな少女時代の夢をそのまま形にしたようなアクセサリーや切り絵作品が古い香水瓶の陰や子供服の襟元に極自然に置かれておりました。

小さな作品ひとつひとつに童話の一説が浮かぶようで、眺めていると自分だけの一続きの物語を揃えたくなってしまいます。

会期は18日まで。
会期中は作者のナガオメグミさんが在廊されていらっしゃいます。
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2009年02月11日

小石川分館

久方振りに小石川分館の『驚異の部屋』展を覗いて参りました。

この展示は学術面よりも意匠を愉しむものであると理解しているのですが、液浸標本の標本液が揮発して標本の傷みが進行しているものがあって少し悲しく。

驚異の部屋というとどうしても動物標本に目が向くようですが、個人的に愛して止まないのは二階の通路にひっそりと置かれた膨大な数の植物標本。
整然と並ぶ種子の乾燥標本は動物標本と異なり、未だ芽吹く可能性が残された生物であることの不思議。

東京大学総合研究博物館小石川分館:
http://www.um.u-tokyo.ac.jp/exhibition/annex.html
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2009年01月26日

「あたらしいかたち」展

日曜日、恵比寿のatelier drop aroundさんにて開催されていた「あたらしいかたち」展に行って参りました。

「古いのに、あたらしい。
 自由で、新鮮な気持ちをくれるもの。」

というテーマの展示即売会。
会場のdrop aroundさんと福岡の骨董店ふくやさんが見つけ出した古いものが晴天の陽射に満たされた小さな店内に潔く並んでおりました。

古い、白い陶器
日の光を透過した硝子の器
錆びた金属
染みの浮いた木材

凄く迷って、
何かの実験結果?用のガラス製スライドを一枚、
鉛の小さな「R」を一枚、
頂いて帰宅。

drop around http://www.droparound.com/index.html
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2007年05月02日

2007年01月20日

線画展



蔦乃さんが参加している線画展を見に茅場町行。
茅場町は本業でよく利用する駅。ギャラリーは川沿いの、本業の打合せからの帰り道、橋を渡りながら窓の明かりの色がまちまちだなあ、と思いながら見上げているビルの一室でした(ギャラリーは川に面した部屋ではないのですが)。
展示は線画の作家さんの紹介的な雰囲気。
もう少し、一人の作家さんの作品量があると嬉しい・・・というのが正直な感想でしたが、蔦乃さんの繊細な豆本原画を間近で見られて幸せ。墨一色の原画なのに、描かれたものの色を感じる、そんな世界でした。

蔦乃さんの繊細な世界はこちら→ http://tutafuji.com/queenbee/
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2007年01月15日

今週の展示会

蔦乃さんが参加してらっしゃる線画のグループ展。
『8×無限グループ展 線画EXIBITION vol.2 』
http://www.gsf-net.com/8mugen/07011/
2007.01.15(mon)〜01.20(sat) 
11:30〜19:00(最終は16:30まで)
ギャラリースペースファクトリー
東京都中央区日本橋茅場町2-17-13イノウエ第2ビル301

yama coffeeさんが出張される展示会。
『da 10(to-kichi展:daddy)』
2007年1月16日(火)〜27(土)(yama coffeeさんは21日)
12:00〜18:00(月曜定休/金曜は20時まで)
ブックギャラリー ポポタム
東京都豊島区西池袋2-15-17
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2006年11月29日

青の秘密



先日の山下陽子さんの個展、『花と果実の紋章』にてお願いしておりましたオブジェ、『青の秘密』と引き取りに品川まで。
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2006年11月19日

花と果実の紋章



高輪台で開催中の『花と果実の紋章』展に。
勤務先から高輪台まで徒歩で一時間くらいでした。迷わなければもっと近いのかしら。

展示は・・・・もう、溜息を吐くことも憚られるくらいに美しくて繊細な世界。
その世界を間近で見ることの出来る幸せ。
譜代に掲げられた銅版画
掌に収まる寸法のオブジェ

とても悩んで、オブジェをひとつ、お願いして参りました。

帰り道、何か馨りが欲しくなってしまい、ロクシタンでマグノリアのミニボトルを衝動買い。read more ...
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2006年10月15日

鉱物の、



和都サンとneychiサンの二人展に行って参りました。
和都サンは精緻な鉱物と金属のオブジェ、neychiサンは無機質で艶やかなイラストレェション。
異なる作品色の裾が仄かに触れ合う展示会場は一日中、会期中、ずっと、凝っと、視ていたくなるような、素晴らしい作品の世界でした。
贅沢にも和都さんに作品の解説をして頂いて、更に作品に触らせて頂いて、もうもう本当に至福のひと時を過ごさせて頂きました。

所用が重なっていて一時間程度しか見られなかったのが残念。
・・・来年も展示の企画があるそうで愉しみにしております。

画像はオレンジ方解石、と、真鍮の小禽。
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2006年08月26日

星天祭


浦和の楽風さんにて開催中の星天祭に行って参りました。
楽風さんは古い民家の納屋を改造した日本茶喫茶で二階がギャラリィ、ギャラリィ部分は二部屋に分かれており、今回は手前の部屋が明るく縁日を模した展示に、奥の部屋が照明を落としたライブ会場兼大型展示物の展示。其其に全く分野の異なる作家さんなのにとても統一されていて、会場を作り上げるのが楽しかっただろうな、と思わせるものでした。
会場では実際に手にとって遊んだり、展示物をペンライトで照らして覗き込んだりと『体感』出来る部分があってついつい長居したく。

ライブも見たかったのですが、夜更かし続きと未明までのお酒が抜けなくて朦朧としていたのでお客様で混み合う前にお暇してしまいました・・・折角作家さんともMさんともお会い出来たのでも少しゆっくりしたかったし古本市も寄り道したかったのですが・・・残念。


画像は星天祭の展示品、ダンボールで作られた建築物。本日の骨董市の収穫、腕時計のカバーグラスが入っている木箱、和製の小さな鍵、19世紀の英国製金属釦。
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