
この展示は学術面よりも意匠を愉しむものであると理解しているのですが、液浸標本の標本液が揮発して標本の傷みが進行しているものがあって少し悲しく。
驚異の部屋というとどうしても動物標本に目が向くようですが、個人的に愛して止まないのは二階の通路にひっそりと置かれた膨大な数の植物標本。
整然と並ぶ種子の乾燥標本は動物標本と異なり、未だ芽吹く可能性が残された生物であることの不思議。
東京大学総合研究博物館小石川分館:
http://www.um.u-tokyo.ac.jp/exhibition/annex.html