
短い会期と年末のご多忙な時期にも関わらず多くの方にご関心お寄せ頂きましたことに深く深く御礼申し上げます。
今回は蝶に纏わる物語を展開いたしました。
蝶
女性
病院
病院を取り巻く森
病室から見える空
物語に登場する全要素を分解したものが、
万華鏡や豆本、オブジェ等の展示作品。
展示品は万華鏡<製本(標本箱含)。
アンプル型の液式万華鏡は初めてのお披露目。
アンプル管自体も廃業になった病院から出た古物なので、残念ながら定番としては制作できそうにありません。空アンプル現行品は試験管よりも遥かに高価ですし。。。
製本手法の標本箱と新作豆絵本二種類もお披露目。
青い蝶だけを蒐めた「鱗翅目図鑑」と乾燥標本の作り方を記した「展翅入門」。鱗翅目図鑑は今迄作ってきた豆本の中で最も頁数が多くて断裁に難航した力作。展翅入門の本文は悩みつつ何度も書き直した(自分にとっては)大作。
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来年も同じ週に同じ場所で個展を開催します。
2009年12月19日(土)〜12月23日(水) 13:00〜21:00 in ROBA ROBA cafe
来年の展示は上記の個展と、五月にお誘い頂いているグループ展、それから多分、西荻窪のポケットアート展。
Design Festaは今のところ出展の予定はありません。
ずっとお休みしていたwebサイトでの販売は早ければ2月から再開します。
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余談ですが、展示会場に並べた「物語」の半分は本当の出来事。
DMに掲載した一文は現実の出来事で、蝶の亡骸を写真に納めた「彼女」は遠い空の下に住む麗しい友人。
搬出翌日に現実の「彼女」からクリスマス・カァドが届きました。
彼女はあの蝶のことを憶えているかしら、と懐かしく。